今取り組んでいる製粉は丸ヌキから甘皮の部分を取り出し、その甘皮だけを細かくする方法です。
一般的な製粉機を使うと(コーヒーミルも含め)甘皮も粉砕してしまいます。
出来るだけ甘皮を細かくしない方法として、上から押し潰す様にしています。
甘皮だけを残そうとすると、強く押し、他の粉が細かになってしまいます。
それも、1回や2回では甘皮だけになりません。
回数を重なれば段々甘皮も細かになってしまいます。
今、取り組んでいるのは、全行程を3回で仕上げる製粉です。
3回の内、1回は最後の工程で甘皮のお茶ミルでの製粉で、他の1回は押し潰す工程です。
では、あと1回はどうするかです。
同じ様に押し潰すのでは、回数がたりません。
そこで思いついたのは、潰すのではなく、切る様に割る。
つまり、刃先を研いだコーヒーミルでなるべく細かくしないで、大きく切る様にします。
それを18目の篩にかけると1番粉などの細かな粉が取り除けます。
残った粉を丁寧に押し潰せば甘皮を取り出す事が出来ます。
今日の試みでは、1番粉のコーヒーショップミルの粉砕で出来た粉が32%.、
次の押し潰す工程で出来た粉で同じ18目の篩で55%
最後のお茶ミルの工程で13%で、ミルに入れる前の甘皮の部分です。
今日の段階では、狙い通りの割合でほぼ合格点でした。
各工程の出来る粉の割合は、これから試食をしながら決めていきます。
1番粉の18目で出来る32%の粉で粗挽き感は十分出来きますし、その割合は増やす事も出来ます。
問題はこの粗挽き粉の量と甘皮の量の割合です。