昨日は4回目の蕎麦打ち教室で、神立町からのお客様でそば栽培からやっているかなり本格的な方です。
お話を伺ってあらためて思ったのは、私がやっている製粉、蕎麦打ちなどは蕎麦好きの方が御自分の為に「もっと美味しい蕎麦を食べには」と言う事を楽しみながら活動していく様な事が目的です。
もちろん、その事を参考にして更に大人数の蕎麦を打つ事もよろしいと思います。
その方も、蕎麦打ち教室の体験を御自身の蕎麦活動にどの様に取り入れるか考えている様でした。
打ちました蕎麦は永平寺町で、いつもと同じ18目の4回挽きと20目の4回挽きを50%ずつ混ぜたものです。
この粉の加水率はだいたい61%位です。
以前は切れるからと、もう少し多い加水でしたが、今の粉は61%でも切れる事はほとんどありません。
そして、今の課題もこの粉の製粉の事です。
だいたいの事は決まっているのですが、ミルを回すスピードだけがまだ決まっていません。
昨日の蕎麦打ち教室の粉はミルのハンドルを3秒に1回転で製粉しています。
10日程前に考えたのは、ミルのハンドルを2秒で1回転の粉と、3秒で1回転の粉との違いを確かめたいと思ったのです。
やってみるまで時間がかかったのは、私自身そんな違いがある訳ないし、あったとしてもわかる訳はないと思っていたからです。
でも、やらなければどんな答えもでないと言う事で、やってみました。
今日まで開田高原で1回、永平寺町で2回食べてみましたが、どれも3秒で1回転の方が、舌にのせたとき僅かに風味が感じられ、2秒で1回転の方はあっさりした感じです。
初めて体験しようとしている僅かな事なので、ある程度はっきりとした違いがわかるまで続けてみます。
今日は試しに、3秒で1回転と4秒で1回転を試してみます。