染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

製粉、石臼挽き、ロール挽き。

旨い蕎麦を求めるには、先ずは産地(どんな農産物も気候、土壌などの条件で美味しいとされるものがあります。)

そばの名産地も幾つかあります、その年によっても違う事があります。

よくワインではその様な事が言われています。

また、その違いが分かるような製粉をしなければいけません。

製粉はそれ程重要な工程です。

では、どの様に製粉すれば良いのか。

一般的には石臼挽きとロール挽きの違いがよく言われます。

ロール挽きに比べ、石臼挽きは回転がゆっくりで熱を持たないと言われています。

これは私が話すよりもネットを見て頂いた方が詳しく、分かりやすいと思います。

ロール挽きより石臼挽きの方が美味しいのは分かりますが、では石臼挽きより熱を持たない方法はないのか、それを考えるには石臼の機能を知る必要があります。

これは少し複雑で分かりにくい事があります。

石臼にはいろいろなものがありますが、基本的な構造は同じです。

そうして考えると石臼よりも熱を持たない(粉砕するエネルギーが少ない方法)ものがあります。

先程のロール挽きも石臼の外周の速度と同じ速度であればロール挽きの方がそばにかかる負荷は少ないのではないかと思います。

私が言いたい事は方法はなんであれ、より美味しい蕎麦を求めて欲しい、そして、その方法を常識にとらわれず考えて、いろいろ試して欲しいのです。

世の中の常識に染まり、思考停止にならないで頂きたいのです。

蕎麦を提供する側の方ももちろん、食べる方の方も考えて欲しい、もっと貪欲になって頂きたい。

これから少しずつ製粉から蕎麦の事のお話しをしていきますが、それも私が考える1つの方法に過ぎません。

皆様方が考える美味しい蕎麦を独自に作り出して欲しいのです。

その為の基本的な事を話したり、動画で説明しよう思います。

始めての事ですから、分かりにくい事がたくさんあるかと思いますが、よろしくお願いします。