染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

過去の製粉を考えれば

製粉を始めて20年位で、使った製粉機は2種類です。
今の製粉機は神立の途中からなので、ほとんどがもう1台の製粉機です。

その製粉機は今と同じ縦型の電動で、臼の部分はセラミックの円盤に溝があるようなものでした。

脱皮機も神立の途中からなので、それまでは40目で玄そばの挽きぐるみでした。

外皮は何回かに分けて少しずつ取り除いていましたが、40目とはいえ細かな外皮が粉に混じります。

外皮が入りますと臼が滑ります。
甘皮の部分では臼の隙間もかなり狭くなるので、摩擦熱で臼が張り付いてしまった事があります。

それでも40目の挽きぐるみですから味の濃い粉ができます。

お客様の反応も悪くはありませんでした。

その事を考えれば今の製粉は慎重過ぎるかなと思い、少し思いきった事もして見ようと考えています。

ここ数日やっている、最後の20目の篩の上に残ったそばの粒を擦り潰している量を今の2~3倍にしたらどんな蕎麦になるのか、やってみる価値はありそうです。

今の量でもずいぶん変わりましたから、想像がつきません。

今までの粗挽きの感じはなくなると思いますので、開田高原だけで挑戦してみます。

明日の製粉になるので、土曜日には提供できます。

上手くいけば永平寺も少しずつやっていきます。