磐田 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

少し戻ってみました。

あっちも、こっちも行き詰まっていますが、お蕎麦は少し戻ってみました。

目的は最小の力で粉にし、そばが持っているあらゆるものの破壊を最小限にする。

どうしたら納得した粉が出来るのか始めから考えて、先ず丸ヌキをどうするか。

1回挽きか2回挽きかそれ以上か。

神立の頃は製粉機の隙間を丸ヌキより少し少なめにして少しずつ細かくしていました。

13回から多い時は20回挽きをしていました。

染地台に来て回数が多い事はマイナス要因になると思い、段々回数を減らしてきました。

極端に回転速度を遅くして、例えば万力で締める様に丸ヌキにひびが入り、徐々に壊れていく、そんなスピードなら1回挽きでいいのではないかと始めました。

同じ条件で2回なら更にいいし、3回なら更にいい。

只、時間がかかります。

神立、染地台の頃は夢中でしたから良かったのですが、この年になりますと、これで営業は考える様になりました。

営業は出来ませんが、粉への興味は今のところ未だあります。

話がそれましたが、今日の製粉は先ず4㎜で割る感じで1回。
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2つありますが同じものです。

これをどうすれば良いのか。

2回挽きはこれを1㎜の隙間で仕上げました。

3回挽きなら2回目を2㎜とか1.5㎜で最後に1㎜位です。

今日は14目、18目、20目、24目の篩を使って4種類の粉を挽きました。

臼の隙間は4㎜、3㎜、2㎜、1.5㎜、1㎜、0.75㎜、0.5㎜、などになります。

出来たのが、
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下の右から14目、横が18目、上にいって20、24目です。

20、24目は余り違いが分かりませんが、打てば違ってきます。

少なくて打ちにくいですが、明日食べてみます。

同じ事を何回かやって、その先を考えます。