染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

探しましたが、やっぱり61号。

小麦粉の在庫が少なくなってきたので、どうしようか、小麦粉はやめようかと迷いながら小麦粉の品種を改めて検索してみました。

一般の小麦粉で検索すると聞いた事がある品種ばかりですが、「登録品種」などで検索すると実に多くの品種があります。

その特徴などをみますと、当たり前なのですが多くは栽培しやすく、より収量が多くなるものを品種改良しています。

栽培のしやすさは別として、小麦粉の風味の特徴をみますと「農林61号」がでてきます。

「農林61号」が登録されてからたくさんの小麦が品種登録されている中、いまだにその名前が出てくるのですから凄いものです。

私が魅力に感じている一つに、当時の品種改良の技術が今ほどでなかったと言うのがあります。

タンパク質の量が少ないとされていた内麦も今では高度な技術で高タンパクな小麦が出来る様になりました。

別に悪い訳ではありません。

歳をとったこの頃は原始的な品種改良のものが良く感じているのです。

チョット古い「ニシノカオリ」や「イワイノダイチ」などに興味がありましたが、やはり「農林61号」が良く思い、再度発注しました。

古い特徴的な小麦なので、無農薬栽培のものも何ヶ所かあるので選択する事も出来ます。

今日のパンは「きぬあかり」と「農林61号」のブレンドですので良く膨らみます。

小麦粉もコーヒーもそろそろやめようかと思いましたが、朝起きて、音楽をかけて食べるトーストとコーヒーは魅力があります。

気が変わるまで、もうチョットこの生活が続きます。