先日、この家にあった古い石臼で自分好みの粉を挽いてみようと少し手を加えてみました。
構想は幾つかありましたので、ネットで検索してみると茨城県の蕎楽さん(お蕎麦屋さん)が目に止まりました。
蕎楽さんはたまにネットでみる事がありました。
お店にもずいぶん前ですが伺った事があります。
蕎麦屋をやりながら当時から石臼の製作、販売をしていました。
求めているそば粉は私とは違いますが、石臼を作りながら、蕎麦屋をやっているのでいろいろな工夫がされています。
幾つかの疑問があったので、今朝メールで質問をしてみましたが返事は未だ来ていません。
ここでタイトルの「石臼、タイミング」です。
自分が否定していた石臼に興味を持ったのは、製粉して出来る量が今の私の使っているものより多いと言うことです。
製粉については最近も幾つか書きましたが、今作りたい粉では時間がかかり過ぎで営業は無理です。
1週間で2日営業で、1日に3~4人位ならなんとか出来ますが、それでも大変な時間がかかります。
もう1つ、記事にも書きましたが、目指している粉を挽きには臼の隙間と回転速度です。
回転速度が遅くなる程、粉は良くなりますが出来る粉は少なくなります。
回転速度をどこまで遅く出来るかが問題なのです。
蕎楽さんの石臼は粉の粗さも調整出来るとありました。
普通の石臼で安定的に粗挽きを挽くのは大変なところがあります。
粗挽きの調整ができ、回転速度が遅くても、今より多くの粉が出来れば検討の余地はあります。
「タイミング」は思えば8年程前に信濃町から浜松市に戻った時、開業するところがなく困っていた時、たまたま知り合いの廃業した蕎麦屋を貸してもらえる事になりました。
いつまでもご厚意に甘えるのはいけないと、1年間と決めていました。
1年後、浜松付近に開業するところがなく、県外の物件を探していた時にタイミング良く神立の物件が空いたのです。
神立を廃業し、伊豆から戻った時も思う物件がなかなか見つからない時もタイミング良く染地台に出会いました。
物件の申し込みに先客がいましたが運良く私に決まってしまいました。
夢にも見る事が出来ない程、素晴らしい店でした。(なぜやめたのかと言われると思いますが、私にとって何かが違うのです。)
また物件探しですが、いつもの様に近くには思う物件がなく、長野県の上田市に気に入ったところがあり、不動産屋さん、工務店さんと話をして、リフォームの見積りが出たところに又、タイミング良く磐田の物件が出たのです。
思えば運命かなと思います。
今、磐田で染地台より更に時間がかかる製粉をして、開業が難しくなり、廃業するのも運命かなと思った時に蕎楽さんの石臼が目に止まったのです。
もし、これでいい方向に行けば一つのタイミングです。
もう流れのままに。(若い時はいつも流れに逆らっていたのに)
条件が合えば蕎楽さんの石臼を使ってみようと思います。
そして、好みの粉ができて少し展開が変わればいいなと思っています。
そして、