そばの製粉のイメージは店主とお客様では違います。
店主は、美味しくとより簡単な製粉を選び、お客様は、ただ美味しいそばを選びます。
しかし、店主はどうすれば美味しいそばが出来るかわかっている場合がありますが、お客様は食べた感想だけです。
お客様は一度蕎麦の常識を忘れて、世間の常識とは違う、お客様ご自身の常識で考えて頂きたいです。
そばの旨味は、他の穀物と同じ様に中心部分の1番粉よりも外皮に近い部分の方が旨味も栄養価が高い事は知られています。
更科粉と言われている1番粉は淡白な甘味です、外皮に近い部分は蕎麦らしい風味があります。
その外皮に近い部分の風味が、粗挽きと細かにしたそば粉では、味わいが違います。
それがわかってくると、後は感性です。
蕎麦を生活の一部にして頂ければ幸いです。
皆さん、蕎麦屋になって下さい。