染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

生物としての蕎麦。

今日は、頂いた静岡育ちの永平寺を全体的に細かく、更にミルを回すのを少し早くしました。

今日も、通常使っている永平寺町と比べてみると、今日は頂いた静岡育ちの永平寺が風味が強く感じました。

使っている永平寺町は2020年の大豊作の年の蕎麦です。

頂いたのは、たぶん翌2021年のものかと思います。

ネットで過去の気象データを見てみると、大豊作の2020年、翌2021年共に実がついてからの9,10月は強い風や雨もなく、10月に入ってから雨の日も少なく、蕎麦にはそれ程大きなストレスがなかったと思います。

それに比べ、感動の驚くばかりの風味がありました2018年を見てみると、9月4日に台風21号で雨、風共に非常に強く、蕎麦にはかなりのダメージがありました。

更に9月29日から台風24号の影響を受け、10月1日迄雨や風によるダメージを受けました。

蕎麦は湿気が苦手で雨によるストレスを克服しなければいけません。

その為に植物体の中で変化がある訳で、風で倒れれば、穏やかな時と違った働きが起こり、また垂直になろうとします。

強い雨や風がなかった2020、2021年の蕎麦と結実してから2度の台風のダメージを受けた2018年の蕎麦とでは中身が同じである訳がないと思います。

もし、そうであれば農家さんの不利益にならない程度のお天気になって欲しいなと思います。

あのびっくりする様な風味の蕎麦を、今の製粉方法で蕎麦を打ってみたいのです。