最近の粉は1回挽きで1.2、1.0、0.8㎜の3種類を1/3ずつ混ぜ、又はその割合を変えたり、全体を粗くしたりといろいろな風味の蕎麦を打ってきました。
明日は染地台の最終日なので、どんな粉を挽こうか考えていましたが、同じ1回挽きの1.1㎜、1本で製粉しました。
今までとは違う「甘味」と「風味」を感じて頂けるかなと思います。
1年と短な時でしたが、いろいろなお客様がいらっしゃいました。
時々、蕎麦の事、蕎麦屋の事を驚く程に良くご存知の方もお目見えになりました。
それぞれ蕎麦好きにもタイプがありますので一概にに言えませんが、出来ましたら是非蕎麦屋を開業して頂きたいと思います。(既にリタイアされていろいろな事で余裕のある方)
蕎麦屋と言っても、当店の様に1日のお客様が5人程度。
商いではありません。
趣味でもありません。
厳しい仕事です。
御自身が思う最高な蕎麦を打って、お客様に召し上がって頂く。
1種類の蕎麦でも最高の蕎麦は幾つも出来ます。
既に蕎麦屋をなさっている方もそうでない方も体験され、奥深い蕎麦の世界を楽しんで頂きたい、どんなに多くの蕎麦屋を訪問しても、食べているだけでは分からないと事がいっぱいあります。
蕎麦打ちをなされている多く方は時間が出来た時などに蕎麦を打たれると思いますが、蕎麦屋は毎日打ちます。
これがいいのです。昨日の蕎麦と今日はここを変えてみよう。
毎日、この連続です。
1年振り返れば、遥かにレベルアップしています。
3年、5年続けば、完全にオリジナルの世界です。
蕎麦好きなら、どなたも楽しめる、夢のような時間です。
長くなりました、これまでとします。