「え、どうして。」と思う程、お客様の永平寺と美山の感想が逆転したのです。
昨日は永平寺が薄く感じる程に美山が甘く感じたとの感想が多かったのですが、今日はその逆です。
製粉は2回挽き、1回目、2回目の臼の隙間はいっしょです。
なぜ、逆転するのか。
思い付く原因をあげてみますと、2回挽きにその答えがあると思います。
1回目は、丸ヌキからなるべく負荷がかからないように、大きく割る、2回目はそれを完成品にする為に一気に臼の隙間を狭くする。
粉のストレスは相当なものです。
以前の割る製粉では、20回挽きでどの段階でも、最小限の負荷である様に注意しました。
ですから、隙間のダイヤルが少しずれても、手挽きの僅かの回転速度のムラがあっても、直ぐに分かると違いは感じませんでした。
ところが2回挽きは、ダイヤルの僅かなズレ、僅かな回転速度の違い、後は僅かなな臼の隙間を落ちる事を考えれば湿度も大きな要因と考えられます。
これで全部とは言えませんが、とりあえず一つ一つ問題を解決していくしかありません。