今日は神立からのお客様、お二人様に来て頂きました。
お一人様はご常連で、もうおひとかたはひさびさのお客様です。
ひさびさのお客様は、嗜好がはっきりなさっている方なので、おかわりの釜玉うどんの茹で時間を1分、2分、3分と3種類お出ししました。
1分のうどんは、うどんとしては固いのですが、たぶん気に入ってもらえると思っていましたが、お話を聞いてみると「1分のうどんは小麦粉の味がする」と言われ少し驚きました。
蕎麦を含め、茹で時間を最少にしているのは、素材の粉の風味を感じて欲しいからです。
もう、何年もやっている事でお客様にもお話するのですが、お客様からその様な事を話されるのは珍しい事です。
お帰りになってテーブルを見てみると、鰹出汁、昆布出汁はほとんど使われていませんでした。
出汁は鰹、昆布を濃い目に作っているので、小麦粉の味は負けてしまう事もあります。
当店の目指すべき方向を再検討する時かなと思いました。
製粉も新たな課題が出来て、今日も試行錯誤です。
迷っている訳でなく、良い方向に向かっています。
結論が出ましたら、お伝えします。