染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

営業して良かった

今日は神立からのお客様、お二人様に来て頂きました。

お一人様はご常連で、もうおひとかたはひさびさのお客様です。

ひさびさのお客様は、嗜好がはっきりなさっている方なので、おかわりの釜玉うどんの茹で時間を1分、2分、3分と3種類お出ししました。

1分のうどんは、うどんとしては固いのですが、たぶん気に入ってもらえると思っていましたが、お話を聞いてみると「1分のうどんは小麦粉の味がする」と言われ少し驚きました。

 

蕎麦を含め、茹で時間を最少にしているのは、素材の粉の風味を感じて欲しいからです。

もう、何年もやっている事でお客様にもお話するのですが、お客様からその様な事を話されるのは珍しい事です。

お帰りになってテーブルを見てみると、鰹出汁、昆布出汁はほとんど使われていませんでした。

出汁は鰹、昆布を濃い目に作っているので、小麦粉の味は負けてしまう事もあります。

当店の目指すべき方向を再検討する時かなと思いました。

 

製粉も新たな課題が出来て、今日も試行錯誤です。

迷っている訳でなく、良い方向に向かっています。

結論が出ましたら、お伝えします。