昨日に着いた永平寺を脱皮、製粉、蕎麦打ち、そして試食しました。
問題はどうやって製粉するかです。
毎回、違った製粉の仕方をして、それぞれの風味がある事がわかってきますと、採れたての実がシッカリしていて、まだ若い蕎麦の実をどの様に製粉するかいろいろ考えましたが、今回は「神立 藪蕎麦」でやっていた様に、丸ヌキから負荷をなるべくかけない様に少しずつ臼の幅を狭くする様にして14回挽きにしました。
こういう製粉をすると、蕎麦の粒が小さくなるだけで、実と甘皮が別になりません。
最後の「お茶ミル」に入れる前の粉の様子です。
使った篩は20目です。
打ってみるとはっきり風味を感じ、新そばらしく粉に力があります。
「練り」が終わった状態で測ってみると、加水率は67%でした。(特別柔らかい訳ではありません。)
最近は大体が60%前後なので違いはあきらかです。
試食した感想は入荷したばかりの状態での蕎麦の風味は、2020,2021年よりもはっきりしていると感じました。
明日は同じ製粉方法で、熟成した永平寺を製粉してみます。
農林61号の件。
特別、声を上げて「美味しい」と言う事ではありませんでしたが、結果「きぬあかり」がまだ残っているのに、毎日焼いて食べているパンは「農林61号」です。
この頃、あらためて美味しいと思う様になりました。
例のごとく、自分でいろいろな製粉をして、いろいろな「パン」「うどん」を食べてみたくなりました。数日前からネットで「玄麦」を検索していましたが、とりあえずやってみなければ始まらないので、今朝、「農林61号の玄麦」を発注してみました。
近々、面白い話が出来るかもしれません。