染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

勤勉な訳は雑草?

草刈りをしていて思いました。

日本人が勤勉な理由の一つは、稲作の雑草取りではないかと。

除草剤や化学肥料などは最近の事で、以前は人の手で収穫量をあげようと努力してきました。

手を掛ければ、収穫量も上がりましたが大変な労力です。

比べてヨーロッパの夏は日本と違い、気温や降水量で草など植物の成長具合も変わってきます。

麦類は連作が出来ない上に、蒔いた種の量に対し収穫量が、米に比べ随分少なくなります。

先日、購入した本「肉食の思想」によると、ヨーロッパの穀物栽培は「一定限度以上の労働の投下がまったく無益な条件のもとにあった」と書いてありました。

穀物の収穫後は、放牧すれば草も日本の様に大きく、固くならないので、程良い牧草になり、ほとんど手が掛かる事がないそうです。

穀物栽培も放牧も日本の様な重労働ではなかった様です。

ヨーロッパでは、穀物の収穫量が日本の米ほどないので、主食、副食というのがなく、いろいろな農産物、果実、肉、乳製品などの食事になります。

日本では、年貢を納めるために朝早くから夜まで働き通しでした。

そういう時代が長かったせいで、日本人が勤勉になったのではないかと、一人思っています。

 

先日刈った草が少し乾いてきているので、今日はその草を細かく裁断しています。

一服したので、今からまた続きをしています。