染地台 藪蕎麦の日記

今月の予約状況を記載。そばの自家製粉でいろいろなそば粉を作ります

日照時間も大切です。

植物は光合成でデンプンなどを作りますが、そばの独特な風味をと思えば日照時間は余り長くない方が良いと言うのを見つけました。

まだ若かった修行中の時も、その様な事を聞いた事があります。

山の中の狭いそば畑では、日の出が遅く、日の入りが早く、広いそば畑よりも日照時間が少くなります。

日照時間が少なければ、光合成の時間も少く、作られるデンプンも少くなります。

相対的に甘皮付近のタンパク質などが多くなり、特徴的な味になります。

北緯36度付近のそばラインと言われる所で、標高が高く、日照時間が長くない、土壌が良い、そんな所が美味しいそばが出来る様です。

ですから、単にそばの産地を言うだけでなく、畑そのものを見なければなりません。

移住してのそば栽培を断念した今は、美味しいそばの産地に行って、その土地の農家さんを含め、関係者の方に直接話を聞き、畑も見学させてもらい、出来たら少しだけ玄そばを分けて頂くと言う事でが良いのではないかと思っています。

そう言う事が数ヶ所出来れば、大変勉強になります。

信州そばの三大名産地と言われた在来種が「戸隠在来」「川上在来」(前の標高のところの野辺山(八ヶ岳)の東で現在はレタスの産地になってしまいました。)、「入野谷在来」(伊那市高遠町と長谷地区)です。

高遠町はそんなに遠くないので、今年は出掛けたいと思っています。